大学入試で必要となる、評定平均の出し方を紹介します。
評定平均とは
評定平均とは、大学入試にの際に必要になる、高校3年間の成績の証明です。高校3年間の定期試験の点数の結果で評定平均がつけられます。
主に、評定平均の結果が関わってくる入試は以下の3つです。
1.指定校推薦入試(学校型推薦入試)
2.総合型選抜入試(旧AO入試:自己推薦)
3.公募推薦入試
最近は、上記の3つの推薦入試の割合が多くなってきていることから、一般入試だけでなく、推薦入試にも視野を広げて対策をしていく必要があります。
上記の3つの入試は、出願するための条件が定められていることがほとんどです。それが評定平均です。受ける大学によって条件は様々ですが、評定平均が4.0以上必要・・・など、大学の募集要項で記されています。
現在は、上記の推薦入試の割合が多くなてきている状況です。自分には関係ないと思っていてはいけません。
自分の受験の幅を広げていくためにも、評定平均は高く保っておくことが必要と言えます。
評定平均の対象期間
評定平均の対象期間はいつからいつまでか知っていますか?
推薦入試を受ける場合、高校1年生の1学期から高校3年生の1学期までが対象であることがほとんどです。
ということは、高校1年生からサボってはいけないということです。1度でも評定平均1や2を取ってしまったら、挽回するのにとっても難しいということになります。
しかし逆に言えば、一般入試の勉強をするよりも、範囲が決められていて学校で配られている教科書や問題集から出題される定期試験の点数をとることの方が、何十倍も簡単です。
高校1年生から全くサボってはいけない状態ではありますが、ポイントを押さえながら勉強することで、朝から晩まで勉強しなくても、効率的に第一希望に入るための評定平均を取ることができると言えます。
評定平均の出し方
評定平均の出し方について説明します。
高校1、2、3年生のそれぞれの学年末の評定を平均します。
例えば、化学の評定平均が以下の場合について説明します。
この場合、化学の評定平均は(3+4+5)÷3=4 になります。
大学入試の応募条件で、『化学の評定平均4.0以上』となっていた場合、クリアしているということになります。
学年末の評定平均とは
評定平均の出し方で、各学年末の評定の平均を取るとお伝えしました。この学年末の評定の詳細をお伝えしていきます。
この評定がどのように出されているのかが一番のポイントになります。これが分かっているのといないのでは、雲泥の差がありますので、しっかりと押さえておいてください。
まず、3学期生の場合、大きく分けて1学期・2学期・3学期という成績がつけられます。
以下の表のように、1学期から3学期までの5回の試験があります。
学年末試験の評定が5の理由わかりますか?
90点を取ったからと答えた人、不正解です。
きちんと中身を説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そうです。なぜなら、先生たちは、生徒にはほとんどルールを教えずに成績をつけているからです。生徒さんが悪いわけではありません。きちんとルールを知った上で勝負をする。まず一番最初に必要なことです。
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