共通テストの無機化学8割取るための勉強法
共通テストの無機分野で8割の点数を取りたい受験生!
共通テストで高得点を取れる人と取れない人の違いを知っていますか?
それは、あらかじめ出題される問題は決まっている問題を把握できているかどうかです。
そんなことができるのかと思う人もいるでしょう。
それは当たり前です。知らない人が90%だからです。
実際に、約10%の人が共通テストで8割以上をの点数を獲得しています。
逆に言うと、10%の人しか8割の点数を取ることができないのです。
ただ、計画的に勉強をしなければ身につきません。
この記事を最後まで読んでもらえたら、共通テストの点数を8割以上獲得できるように日々の勉強を計画立てれるようになります。
なるべく暗記をしない
無機化学の必勝法は、理論分野と絡めてなるべく暗記をしないということです。
無機は暗記をするものという印象がある人が多いと思います。
しかし、それは間違いです。
どれだけ暗記をしないで覚えられたかが勝負になります。
暗記が得意という人もいると思いますが、おすすめはしません。
では、具体的に暗記をしないで覚えていくのかを見ていきましょう。
物質の性質は理論と絡めて覚える
無機化学は、とても多くの物質の性質・色などを覚える必要があります。
しかし、無機化学で高得点を取るためには、理論と絡めて覚える必要があります。
その理由は、1問1答の暗記では高得点が取れない出題の仕方になっているからです。
例えば、フッ化水素HFの性質で誤りを次から選べという問題が令和5年の化学の共通テストで出題されました。
引用元:大学入試センター 令和5年度本試験の問題 化学
上の問題で、理論と絡めながら暗記をしなかった場合、忘れやすく応用が効かなくなります。
ではどのように理論と絡めて暗記に繋げていくのかを、一つずつ見て行きましょう!
①を暗記で乗り切っている人は多いのではないでしょうか。
フッ化水素は弱酸性!と暗記で覚えている人は要注意です。
では、どうやって理論と絡めて暗記していくのかを説明していきます。
一つ目のポイントは電気陰性度と水素結合です。
下のハロゲン化物と沸点の関係の図を見たことはありますか?
フッ素Fは電気陰性度が大きいです。電気陰性度が大きいということは、原子が共有電子対を引き付ける強さが大きいということです。
したがって、フッ化水素HFの共有電子対を引っ張る力が大きいため、水素イオンを手放しにくくなります。したがって弱酸性を示すことにつながります。
フッ化水素HFは弱酸性と暗記するのではなく、上記のように理論分野と絡めて暗記をしていきましょう。
そうすれば、応用も効きくので安定して高得点を取ることができます。
製法は理論と絡めて覚える
無機では物質の製法を聞かれることがほとんどです。製法がわかった上で、生産量などの計算をする問題につながっていることが多いです。
そして、製法も丸暗記をして覚えようとする人が多いです。しかし、丸暗記だと忘れてしまうことがお多いので、理論と絡めながら暗記をするようにしましょう。
例えば水素の製法で考えてみましょう。
以下の化学反応式を丸暗記している人は要注意です。
Zn +H2SO4 → ZnSO4 + H2
最終的には上の式を答えられることが目的ですが、どのような理由で上の式になっているかを答えられるようにしましょう。
ポイントはイオン化傾向です。
以下のイオン化傾向の図と絡めていきます。
ZnとH+を比較すると、Znのほうがイオン化傾向が大きいです。
そのため、Znのほうがイオンになりたがっていると言うことなので、
以下のように反応します。
Zn + 2H+ → Zn2+ H2
2H+をもとのH2SO4に戻すと、
Zn +H2SO4 → ZnSO4 + H2
になります。
このようにして水素の製法を理論に絡めて暗記していきます。
もし、どのように理論を絡めて暗記をしていいのかわからない人は、YANZO schoolで志望校に合格できるレベルまで、しっかりサポートします。
下のボタンからお申し込みください。